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ダムラウを聴く。 [オペラ歌手]

ドイツの人気ソプラノのディアナ・ダムラウ。いままで腰を据えて聴いたことがなく、調べてみれば、R.シュトラウスの歌曲集を1枚持っているくらいであった。

FBのほうでも結構一押しで、気になっていた歌手だったので、今回の新譜を機会にじっくり聴きこんでみようと思った。

ダムラウはコロラトゥーラ・ソプラノ歌手。

そんな魅力がふんだんに楽しめる今回の新譜はドニゼッティの「ランメルモールのルチア」で、まさしく「狂乱の場」でその最高潮を極めるコロラトゥーラ技法満載という感じで、彼女の声を楽しむには持って来いの素晴らしい題材だと思う。

自分はこのルチアが好きで、2~3年前にサントリーホールで開かれたナタリー・デセイ&ゲルギエフ・マリンスキーの実演にも接した。

デセイのファンでもある自分にとって、ルチアで彼女を聴ける、というのは結構感涙もので、前半のときこそ、デセイもなんか息も絶え絶えという感じで、体調悪いのかな、とも思ったが、「狂乱の場」では、まさに彼女らしい感情が高ぶると、歌のテンポがすごく速くなって、オケや合唱を振り切って歌う(笑)感じで、同時に演奏される名物楽器グラスハーモニカがついていけない感じも見えたのだが、その瞬間は鳥肌が立つほど素晴らしかった。

そんなルチアをダムラウで聴ける。

楽しみにしていた新譜であった。

『ランメルモールのルチア』全曲 ロペス=コボス&ミュンヘン・オペラ管、ダムラウ、カレヤ、他

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フランスもので有名なエラートレーベルからの作品で、ミュンヘンのガスタイク・フィルハーモニー(1度は行ってみたいホールなのです。)でのロペス=コボス&ミュンヘン・オペラ管との演奏会形式を収録したライブ録音。(録音時期は2013年)

ライブ録音なので、オケの音など薄っぺらいというか化粧っ気なしの素撮りのような音で、そんなにいい録音という感じではないが、でも歌手の声はオンマイクなのか、音量も大きく明晰で、トータルとしてはいい作品に仕上がっていると思う。

腰を据えてオーディオで聴きこんでみたダムラウの声の印象は、声帯が広いというか発声のレンジに余裕があって、聴いていて抜けるような気持ち良さがある。

デセイのほうがレンジが狭くて、強唱のときに高域の音が少し耳にキツク感じることがあるのだが、ダムラウの声はスゴイ余裕があって、うるさく感じないというか、発声の許容レンジが大きいと感じた。

声質はとても美声で線というか芯が太いしっかりした声だと思う。
歌い方もとても情感的に歌う感じで、色っぽい。

もちろん彼女のコロラトゥーラ技法は素晴らしいの一言。

確かに一押しされるだけの才能あるソプラノ歌手だと感じた。

ルックスも、鼻筋から目のあたりがとても平坦でさっぱりした爽やかさが漂っていて、彼女のオペラの実演に接してみると、とても魅力的なんだろうなぁ、と想像できる。なんか全体に漂う雰囲気が御嬢さん的なので、役柄的に似合う、似合わないというのが出てきそうな気は確かにする。

それにしても「狂乱の場」でのグラスハーモニカ。じつに透明感があって音色が美しい。デセイの公演の時に、はじめてその楽器の姿を拝見したのだが、記憶が確かでないのだが、水のようなものに手を浸しながら(?)木琴のような形のユニークな楽器で音色を奏でていた。

現代版では、この部分はフルートが使われたりしているそうなのだが、やはり原典のグラスハーモニカのほうが断然いいと思う。

なにはともあれ、ルチアファンの人、そしてダムラウを聴いてみたい人には、絶好の素晴らしい録音だと思うのでお勧めします。

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