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Channel Classicsの新鋭ヴァオリニスト [ディスク・レビュー]

新しい演奏家を発掘して応援していくことは、とても先行きが明るい感じがして、自分の嗜好にあうと常々感じる。

クラシックを聴いてきて想うことは、過去の歴史的音源の素晴らしさを尊重することはもちろんのことで、ある時期、そういう名盤、名演奏を知る楽しみ、コレクターする楽しみ、に夢中になる時期というのが必ずあって、そうすることで知識欲を満たされるというか、征服感みたいなものがある。自分もそこにかなりの投資をしてきたが、最近思うのは、結局行き着いたところは、新しい音源で、新しい演奏家を聴くことかなぁと漠然と思ったりする。

まぁ、でもこれは人それぞれです。正解なんてない世界です。個人の嗜好はそれぞれに尊重されるべきですね。

Channel Classicsはオランダの高音質レーベルで、鮮度感というかエネルギー感溢れるサウンドで、聴いたら一発でわかる、という特徴的なサウンド。カバーする作曲家のテリトリーも広くて、自分的にはPENTATONE,BISに次いで、お気に入りのレーベルでもある。

結構新譜の回転率が良くて、頼もしい印象。看板アーティストにイヴァン・フィッシャー&ブタペスト祝祭管弦楽団と、女性ヴァイオリン奏者のレイチェル・ポジャーがいる。

そんな彼らの音源だが、つい最近思わずジャケ買いしてしまった新譜がある。 
235[1].jpg
 

ヴァイオリン協奏曲第1番、『神話』、ロクサーナの歌、他 フィリッペンス、
シエン・チャン&オランダ・ナショナル・ユース管、クエンティン

http://goo.gl/kMt2GK


ロザンヌ・フィリッペンスというオランダ人の新鋭ヴァイオリニストで、ご覧のように、ふくよかな感じのいかにも女性らしい美人である。

HMVのページによると、オランダのハーグ王立音楽院、ドイツのハンス・アイスラー音楽大学でヴァイオリンを学び、2009年のオランダ国際ヴァイオリン・コンクールで第1位、また2014年のフライブルク国際ヴァイオリン・コンクールでも見事第1位に輝いた、というオランダの華麗なる才女だそうである。

こういう地元の優秀なオランダ人アーティストを、しっかりキープするのは、オランダのレーベルとしては、至極当然のことなのだろうか。(笑)

Channel Classicsからは2013年にデビューしている。本当にデビューしたてのほやほやという感じで、まだ知名度もないのだろう。ネットで検索してみたが、ほとんど情報はなかった。

デビュー盤のページも、ふつうはライナーがあるものだが、まったくなにも書いていない状況で、たぶん情報がなかったんだろうと思う。本アルバムは、2作目にあたり、そこでようやく上記の情報がある程度。

将来が非常に楽しみなアーティストである。
こういう発見がとても楽しい。

さっそく聴いてみた。

ポーランドの作曲家であるシマノフスキをメインに取り上げていて、結構オリエンタルムードな独特の旋律は心惹かれるものがある。

初期の頃の作品であるヴァイオリン協奏曲第1番と、ギリシャ神話を題材にした、ヴァイオリンとピアノで、演奏される「神話」。

このシマノフスキ独特の旋律は聴いていて、じつに自分のツボに嵌る。

録音も、素晴らしい。
ダイナミックレンジが広い録音ですね。

思ったよりヴァイオリンの音色の線が細い感じがするが、協奏曲では、このヴァイオリンの音色と好対照のオケの迫力のある演奏、スケール感のあるサウンドには驚いてしまった。 「音の洪水」という感じですね。(笑)

でもそれ以上に自分が心惹かれたのは、ヴァイオリンとピアノの作品群。メインは彼女のヴァイオリンであることはもちろんなのだが、じつは、それ以上にピアノの音色が美しいことに感動してしまった。

音色が深いというか、沈み込むというか、消え行く余韻がじつに美しい。 ピアノ独特のボディ感がよく出ている。

単純ではないこの作品群を弾く彼女のテクニックもよく堪能できる。

ジャケ買いは意外と失敗しない、というか中身が伴っている場合が多くて、今回の作品もとてもいいアルバムだと思います。

これに気を良くして、同じChannel Classicsから出ている彼女のデビューアルバムも聴いてみた。 
477[1].jpg
 

ラプソディ~ラヴェル:ツィガーヌ、バルトーク:ルーマニア民俗舞曲、フバイ:ヘイレ・カティ、他 フィリッペンス、ニーウカーク

http://goo.gl/1H1i1O


こちらのほうが、このレーベルの音らしい感じがする。ヴァイオリンの音色が鮮度感が高くて、前に出てくるような感じ。この頃からピアノの音色はやはり美しいんですね。(笑)

まだデビューして、2作品しかリリースしていなくて、アーティスト情報も少ない彼女だが、将来このレーベルの看板スターになるべく、本当に楽しみな逸材である。  


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