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マーティン・ヘルムヘン [国内クラシックコンサート・レビュー]

一昨日、トッパンホールで日下紗矢子さんとマーティン・ヘルムヘンのリサイタルを聴いてきた。 

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日下さんは、数日前にフィリアホールでベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラとの共演で素晴らしい演奏を聴かせてもらったばかり。そのときとは少し一味違った印象で、リサイタルや演目から、衝撃度からするといくぶん軽めでしっとり聴かせる部分が多かったと思うが、でも彼女の素晴らしい持ち味を十分堪能させてもらった。

じつに素晴らしいヴァイオリン奏者だと思う。

日下さんは前回の日記で、中心に取り上げたので、今回は、ピアノ奏者のマーティン・ヘルムヘンにスポットライトを当てて感想を述べてみたい。正直この日は、私にとって彼がお目当てだった。 
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もう写真を観てお分かりになると思うが、私にとってマーティンはPENTATONEでのユリア・フィッシャーのパートナーというイメージが圧倒的に大きい。彼女との作品は、もうどれだけ出ているだろう?

彼自身のソロ作品と併せて、自分のディスク・ライブラリーを確認してみたら、すぐに見つかったのは、これらのアルバム。(まだあるはずだが、例によって探し出せない。(^^;;

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本当にユリア・フィッシャーとのコンビは、美男美女という感じで絵になるコンビだった。PENTATONEの一時代を築いた黄金コンビである。マーティンは、2007年からのこのレーベルの専属アーティストで、もうすっかりピアノ奏者として代表的な存在である。彼の作品をずっと聴いてきて、イメージしていたのは、外見のスマートさと同じように、繊細で、比較的線の細い旋律を奏でる奏者という印象があった。

彼の実演に接するのははじめて。

ジャケットなどの若いころの写真のイメージからすると、いくぶんふっくらした感じの現在のお姿であったが、彼の実際の演奏を聴いたときは、オーディオの作品で聴くイメージとは真逆で、かなり力強いパワフルな演奏で少々面喰った。

打鍵も強くて、かなり主張するタイプ。でも強烈だけれど、前に出過ぎることもなく、日下さんを引きたてつつ、その旋律とはうまくバランスが取れていて、いい感じ。ソナタは、この両者のバランスがとても大切。

自分の座席から、彼の運指もよく観れたのだが(そういう座席選びをしました。)結構思っていたより個性的な弾き方をする奏者だと思いました。 でも、予想とは違ったとは言え、オーラがあるピアニスト、これからもずっと応援、見守っていきたいピアニストであることを確信した。


コンサートは、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトなど古典ロマン派の演目で占められていて、前半の”静”なムードから、演目が終盤に進むにつれて、どんどんボルテージが上がってくる、そのプログラムの構成の組み立て方は、じつに王道そのもので巧みというか素晴らしいものがあると思った。

特に最後のシューベルトのロンドは、エンディングに相応しい、最高の盛り上がりかたで、ちょっとスラブ調な感じの美しい曲で、フレーズによって自分達、各々をうまく表現出来ている見事な演奏だったと思う。

アンコールのアヴェ・マリアは泣けたことは言うまでもない。(笑)

あと残された目標は、ユリア・フィッシャーを生で観ることだなぁ。

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2015/7/31 19:00~トッパンホール
日下紗矢子&マーティン・ヘルムヘン ヴァイオリンの地平 2 古典

モーツァルト ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ハ長調.K303
ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 Op.23
パガニーニ:24のカプリース Op.1より
第9番 ホ長調
第24番 イ短調

~休憩

モーツァルト ピアノとヴァイオリンのためのソナタ イ長調 K526
シューベルト ロンド ロ短調 D895

~アンコール
シューベルト アヴェ・マリア

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