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のだめコンサート.....祝・東京初上陸。 [国内クラシックコンサート・レビュー]

渡欧は、元々なかった企画なので、以前から入れていた企画があって、それと重なって、いまは超多忙。おそらく渡欧前の自分的に最大イベントなのが、この「のだめコンサート」。

ある意味、盛り上がるうえでもいいタイミングになった。

前回、はじめての体験と言うことで、愛知県の春日井市まで遠征してきた。

その結果は、日記にした通り、素晴らしいコンサートで、いままでに体験したことがない感動だった。

自分が、いいと思ったのは、とてもアットホームな雰囲気であること。
普段行っているクラシックコンサートとは、全然雰囲気が違う。

まず客層がとても若い。女性が多い。MCが入りながらの進行なのだが、とても暖かい、手作り感満載というか、心がこもっているコンサートの造りと進行で、客席にいて、ほんわか、する感じなのだ。

ステージの演奏者と観客の距離感がすごい近いですよね。

こういうコンサートは、ちょっといままでに経験ないなーという感じで、とても新鮮だった。
もちろん技術的なレベルも高い。だから、とても不思議な感覚のコンサートなのだ。

NHK交響楽団の首席オーボエ奏者の茂木大輔さんが、かすがい市民文化財団のメンバーと発起して、企画、運営しているプロジェクトなのだが(詳細な経緯は前回の日記で詳しく説明したと思います。)、今年で10周年記念となる活動なのだ。

セントラル愛知交響楽団、中部フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団と、春日井はもちろん全国を行脚するという活動も軌道に乗っているみたいで、集客も満員御礼が常、と地道に基盤を作っている。

自分は、前回初体験で、いままでの歴史というのを知らなかったのだが、なんと、今回の東京公演は、のだめコンサートの「東京初進出」なのだそうだ!

その東京初公演は、調布市グリーンホールで開催される。
もう、この日のために、ゲゲゲのまち、ゴローさんのまち、である調布を取材してきたんだから。(笑)

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東京が初進出ってちょっと意外?とも思ったが、これを機会にうまく軌道に乗って、これから東京公演も定期的にやってくれるといいな、と思ってしまう。必ず通わせてもらいますよ。(笑)

今回の記念すべき東京初公演が、これがちょっと特別なのだ!

オーケストラ編成が、「のだめスペシャルオーケストラ」と題して、この1夜限りの特別編成オケで、なんとほとんどN響メンバーで占められる(新日本フィル、メンバーもいらっしゃいます。)超豪華編成なのだ。

こういうときに一堂に集まってくれる、というのも茂木さんの普段の仲間からの信望がいかに厚いか、ということを、示しているのでは、と思う。 
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茂木大輔さん

独奏ソリストは、ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番で、前回に引き続き、高橋多佳子さん、モーツァルト オーボエ協奏曲に、これまた驚きのN響オーボエの池田昭子さん(じつは隠れ大ファンです。(^^))、そしてメインディッシュにブラームスの交響曲第1番。 
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高橋多佳子さん(C) Akira Muto

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池田昭子さん

なんと贅沢なんだろう!のだめコンサートに、この布陣!を知ったとき、ホントに驚きました。
東京初公演にかける心意気がよく伝わってくる。

このイベントに関して、いろいろな取材を受けてきたみたいだが、ピアノ雑誌:月刊ショパンでのインタビューを読みたく、買ってみた。

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たぶん、自分にはあまり普段、縁がないと思われる雑誌。(笑)でも新鋭などピアニストの情報がいろいろ掲載されていて、面白く拝読させてもらった。

茂木大輔さん×高橋多佳子さんのインタビュー。
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高橋さんは、前回も紹介した通り、1990年に、あのショパンコンクールで第5位入賞という輝かしい経歴を持ち、現在も第1線の現役ピアニストとしてコンサート、録音などで活躍されている。桐朋学園大学の講師としても後進の育成にも励まれている。

美人なんだけれど、3枚目キャラで、ノリがよくて、みなさんから愛される方ですね。(^^)

なんと、のだめコンサートには、過去20回くらい出演されていて、もうこの企画をずっと支えてきた方なんですね。茂木さんとのコンビは、スゴク似合っていると思います。

この、のだめコンサートは、ちょっと特徴がある。
それは、ステージ背面にスクリーンをかけて、演奏中に投影をおこなうこと。


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曲の構造の説明や、いま演奏している奏者の氏名、独奏者のコメント、のだめの漫画シーン、など演奏中に、かなり細かい時間単位で画面を切り替えていって、それを見ていると、不思議と演奏と相まって、スゴイ感動の相乗効果があって、涙もんなんですよ。(笑)

のだめコンサートで1番驚いたのは、この投影。これは面白い試みだと思いますね。
こういうコンサートは、いままで体験したことがなかったので、驚きました。

その他にも、MCが入って、茂木さんと独奏ソリストさんたちのインタビューが入ったりして、とても楽しいです。

こういうコンサートって、ふつうのクラシック特有のオスマシの雰囲気と違って、アットホームで温かい感じがしてとてもグーです。

私は、前回ですっかり気に入りました。

ぜひ、この東京公演が大成功して、東京でもレギュラー的に公演してくれることを期待したいです。

公演日は、8/6(土)調布市グリーンセンター、いまからでもチケット買えます。楽しいコンサートですので、ぜひ!

詳しくは、公益財団法人 調布市文化・コミュニティ振興財団のこちらのページで。

https://www.chofu-culture-community.org/forms/info/info.aspx?info_id=4995

.......そして本番当日。

 ゴローさんのまち、調布で、のだめコンサート。。。祝・東京初上陸。あまりに贅沢な顔々と、ボリュームいっぱいのメニューと相成った。

お天気も快晴で、とても気分がいい。

NHK交響楽団首席オーボエ奏者、茂木大輔さんと、かすがい市民文化財団との連携ではじまったこの企画、今年で10周年ということで、いままで全国、累計82回のコンサートを重ねてきた、ということであったが、意外や驚いたことに、東京公演は、今回がはじめて。

記念すべき、その公演に参加できて、光栄でございました。

今回の主催は、調布市文化・コミュニティ振興財団で、場所は、調布市グリーンホール。
以前撮影した時よりも、緑々していて綺麗になった。

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前回の日記では、オールN響(+新日本フィル)選抜と書いたが、今日プログラム冊子を見て、メンバーを確認すると、N響、新日本フィル以外にも、読響、都響、名古屋フィルの方々も参加されていて、改めて茂木さんの人望の厚さを垣間見る思いがした。コンサートマスターはN響の永峰高志氏。

東京初上陸の公演にふさわしい、本当に贅沢な「のだめスペシャルオーケストラ」と相成った。

やっぱり思うのは、普段と違うその客層。圧倒的に若い女性中心。なんか華やかな感じで大変よろしい。やっぱり、「のだめ効果」と言うことで、お堅いイメージがつきまとうクラシックであっても、こういう若い世代の方が積極的にクラシックに興味を持っていただけるのは、すごくいいことではないか、と感じる。

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必ず、楽章間に拍手をしてしまう、ところもなんとも微笑ましい。(笑)わかる~、その気持ち。クラシック曲の楽章って完結しているので、終わった、あの迫力に思わず、拍手してしまう感覚が。。。


今日のホワイエは、東京初公演ということで、華々しかった。

お花が届いていた。(お二人は仲が良いのです。(笑))

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なんともお洒落なお口添えが!春日井公演のときは、なかったような。。

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そして、いよいよコンサート。

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本当に、フランス料理のメインディッシュを、これでもか!これでもか!というくらいゴージャスなメニューで、本当にお腹いっぱいという感じであった。

ずっと通して思ったのは、東京初公演ということで、のだめの核心となる曲を選曲しているのではないか、と感じたこと。

基本は、茂木さんのMCを挟みながらの進行。

最初は、ウィリアム・テルの序曲より「スイス軍の行進」で肩慣らしの後、高橋多佳子さん登場。
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番の悲愴、第2楽章。

この曲は、のだめと千秋の最初の出会いのときに、使われた曲で、やはり核心をつく選曲。

もうご存知だろうが、悲愴ソナタは美しすぎる!

自分は、オヤジを亡くしたとき、この曲を盛んに聴いていたこともあって、ブラシーボ効果というか、想い出して、なんかグッとくる感じを抑えきれなかった。

高橋さんの印象は、前回公演と同じ、女性的で繊細タッチなピアニストだと感じた。
今日は、指捌きが見えない座席だけれども、ご本人が普段SNSに投稿する動画を見ると、手、指が非常に綺麗だと思うこと。

そして、大曲のラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番。

茂木さんは、音楽家というのは、自分が音楽を志そうと思う一瞬のその瞬間、というのが人生の中に必ずある、と仰っていて、この曲も、のだめのロケのときに、千秋がこの曲を弾くシーンを撮っているときに、上野樹里さんの心の中に演じる側として、そのようなある種のキッカケを生んだ、とても想い出深いロケだったらしい。

これは、本当に素晴らしかった。この曲独特のちょっと暗めなのだけれど、人の心を惹きつけるようなラフマニノフ特有のロマンティックな旋律。高橋さんのピアノとオケとの競演は見事な作品として、完結していた。ブラボー!


今日はとても贅沢なので、この後に、さらにゴージャスなメニューが続く。

モーツァルトのオーボエ協奏曲。

なんと!N響オーボエ奏者の麗しきマドンナ、池田昭子さん登場。

原作では、オーボエ奏者の黒木くんが吹く曲だが、このロケのときの監修・指導はもちろん、黒木くんの音を実際吹いていたのは、池田さんだったらしい。(驚)

やっぱりみんな関わりというのが、ずっとあるんだね。

池田さんは、やはり格好良かった。

この曲の底抜けに明るい感じが見事に表現されていて、嫋やかなオーボエの音色。
自分は木管の音色に煩いのだが、さすがプロ中のプロ。申し分なかった。

そして休憩を挟んで、後半、ブラームスの交響曲第1番。

もう大曲中の大曲。演奏が素晴らしいのはもちろんだが、投影が、いつもの雰囲気とは違う、ちょっとシリアスで、重みのある内容進行に驚いた。

交響曲受難の時代を生きたブラームスの心の葛藤、そして、ブラームスが、クララ・シューマン(師シューマンの妻)に送った誕生日のはがき。ここに書かれていたアルペンホルンの旋律が、交響曲第1番の第4楽章に登場し、これが交響曲全体を作っている(茂木さんご本人の投稿から)、など、かなり深い内容だった。

投影のシナリオは、茂木さん原作だが、毎回思うが、よくできていると感じる。(演奏中への挿し込みタイミングも含めて。)

アンコールは、ベートーヴェン交響曲第4番の第1楽章と第4楽章の抜粋。

これは、のだめのテーマ曲なので、やはり核心をつく選曲。
これをエンディングに持ってくるのは、東京へのご挨拶なのだ、と思う。

オケ奏者をいっせいに立たせて演奏させて、お笑いをとったり、なかなか印象的なエンディングでした。

最後の投影は、なんか映画のエンディングのタイトルロールを見ている感じ。(笑)

さっき、いままで演奏していた奏者の静止画をキャプチャーして、すぐにこのエンディングに使うなんて、投影スタッフがコンサート進行中に裏で急いでそそくさと作っていたんだね、きっと。

見事でした。

投影は、前回春日井で観た印象より、さらにずっと洗練された流暢な造り・流れになっていたと思います。

いやぁ、アットホームで楽しいコンサートありがとうございます。

終演後のサイン会。手前から、高橋多佳子さん、茂木大輔さん、池田昭子さん。

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この日は、あまりに気分がよかったので、この後、深大寺に足を延ばす。
(もちろんバスで。(笑))
そして湧水さんの美味しいお蕎麦をいただいたのでした。

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茂木大輔の生で聴く「のだめカンタービレ」の音楽会。
8/6(土)14:00~ 調布市グリーンホール

指揮:茂木大輔
ピアノ:高橋多佳子
オーボエ:池田昭子
管弦楽:のだめスペシャルオーケストラ

前半

ロッシーニ 歌劇「ウィリアム・テル」序曲より、”スイス軍の行進”

ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調op.13「悲愴」より第2楽章。
(ピアノ:高橋多佳子)

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 ハ短調op.18 (ピアノ:高橋多佳子)

モーツァルト オーボエ協奏曲 ハ長調K.134 (オーボエ:池田昭子)

後半

ブラームス 交響曲第1番 ハ短調op.68

アンコール

ベートーヴェン 交響曲第7番 第1楽章&第4楽章(抜粋)



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