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軽井沢にて避暑してきました。 [雑感]

事の発端は、数か月前に、あのジョン&ヨーコが愛したホテルである軽井沢万平ホテルから一通のDMが来たことに始まった。

2年前のGWに、このホテルを体験したくて宿泊したことがある。軽井沢をこよなく愛したジョン&ヨーコが定宿して使っていたホテルを体験してみたくて。

軽井沢という緑の囲まれた自然豊かな土地に佇む日本を代表する建築物でもある。

もちろん体験日記を書いた。

そんな経緯があって、自分の住所もDMメーリングリストに入っていたのであろう。

そのDMとは?


なんでも、期間限定(7/15~11/27)で、ベルギーワッフルの老舗「ダンドワ」と初コラボレーション!と題して、特別なコラボレーションワッフルをカフェで出すというお知らせなのだ!

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なんと粋なはからいなんだろう!!

今年は日本&ベルギー友好150周年というセレブレートイヤーなのだが、ベルギーっていまいちマイナー(失礼:笑)なので、このお祝いが周知されていないような、知る人ぞ知る(笑)という感じを昨今抱いていた。

それが、この軽井沢万平ホテルが、ベルギーを取り上げてくれて、こういう洒落たおもてなしをやってくれたのが、たまらなくうれしかった。

これは行かなきゃなぁ。

この老舗「メゾン・ダンドワ」は、1829年にベルギー・ブリュッセルで創業した焼き菓子店なのだそうだ。

このコラボワッフルは、2種類ある。

「和」

和三盆の上品な甘みと、ゆずの香りがアクセントに効いた一品。抹茶のアイスクリームと自家製あんこの絶妙なバランス。

「伝統」

ロイヤルミルクティのアイスクリームと信州りんごのタタン風。

どちらも1500円。

せっかくこんな粋なはからいをしてくれたのなら、ぜひ、その好意を受け止めたいところだが、これを体験するためだけに、軽井沢に行くのも、なにか、もう1品足りない感じ。

もちろん東京から新幹線で、1時間くらいで、往復1万円で行ける、じつは意外と近い街。

でもイベント日記とするなら、もう1品加えたい。(昔、雲場池の紅葉を見たいというだけで、衝動で行ったことがあり、見事に外れた経験がありますが。(笑))

それで、しばらく放っておいたら、偶然、軽井沢大賀ホールで、贔屓にしているジャズシンガーのケイコ・リーさんが、軽井沢ジャズフェスティバルに出演するという情報をつかんで、これだ!という感じで即決。

このときに、このワッフルも体験することにした。

こんな経緯できまったイベントなのでした。

急遽決めたヨーロッパ音楽旅行の準備で大忙しであるが、行かねばなるまい。



ひさしぶり2年振りに体験する軽井沢万平ホテル。

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緑の自然の中に佇む、なんと美しい造型なのだろう。

とても古い建物なので、年末から来年3月に向けて改修休館に入ってしまう。
それも踏まえての訪問となった。

フロントは、相変わらずの暗めの空間。

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そのフロントに面しているところに、カフェがあるのだ。

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室内はこんな感じ。

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あの1番奥にある座席が、ジョンとヨーコ夫妻の定ポジションだったそうだ。
朝早くかけつけたが、先客がいて残念。


でも、なぜか、外のカフェテラスのほうに案内された。
結果的には、こちらのほうが大正解!

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都会の喧騒にいる身としては、もう信じられないくらい、天国にいるような別世界の空間。
天気も快晴で、こんな緑の空間の中で、鳥のさえずりが聴こえたりするのだ!

背後はこんな感じ。

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さっそくオーダー。まず、このコラボワッフルの「伝統」のほうをオーダー。
そしてドリンクには、このホテルにジョンが伝授した(オザワさんというシェフに伝授したと前回聴きました。)、このホテルの定番のロイヤルミルクティを単品で頼む。

そして、この図。(笑)
美しすぎる!

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このいまいる空間とこのメニュー、最高の贅沢ですね。

なんか、その”とき”を楽しむという余裕もなく、あっという間に食べてしまったような気がするが、ワッフルは、もちろん美味しかった。ワッフル自体は、そんなに特別に違うという感じではなかったが、でも、アイスなどのトッピングが、絶妙なバランスで絡んできて、とてもいいアクセントを醸し出していた、と思う。

ロイヤルミルクティは最高だったなぁ。普段あまり飲みませんが、ここのはやはり特別でした。


そそくさとおいとまして、散歩がてらに徒歩で軽井沢大賀ホールに向かう。

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まさに自然の中の別荘地帯。すごい空間にいるな、とつくづく。
森林浴をしながら散歩している感じであった。


そして。。。じつにひさしぶりの軽井沢大賀ホール。
ここも2年ぶりくらいだろうか?

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やっぱり都会のコンサートホールに通い続けている身分としては、このホールは、本当に美しすぎる。本当に自然の中に佇む、という感じで別格の存在感がある。

軽井沢というイメージにぴったりのホールの造型だと思う。

軽井沢大賀ホールの年間のコンサートスケジュールを俯瞰すると、2年以上前は、毎年通っていたので、わかるのだが、年間で1番最高のコンテンツなのは、GWの春の音楽祭。この期間はプロの音楽家、オケなどが集まって贅沢なラインナップになる。

自分もこの春の音楽祭に通ったことがあるのだが、ちょっと残念なのは、春という季節。

緑が乏しくて、まだ自然が成熟していない時期なので、ある意味ちょっとがっかりしたりするのだ。
やっぱり軽井沢という街が1番似合うのは、夏のシーズンだと断言できる。

いくらコンテンツが優秀でも、都会のラインナップを経験できる身としては、あえて軽井沢と言う場所で経験するなら、絶対夏のシーズン方がいい。

夏には、軽井沢国際音楽祭というのがある。

自分も経験したことがあるが、当時は、プロ・アマ合同という広い切り口でのイベントで爽やかで微笑ましい感じのコンサートであった。

軽井沢大賀ホールは、どちらかというと若手演奏家の育成、誰もが気軽に楽しめる安価なチケット代というところにフォーカスをあてていて、商業色が比較的薄い感じがしている。

GWの春の音楽祭のときのみが、都会並みの商業色と言おうか。

そんな軽井沢大賀ホールは、やはり夏が似合う。
緑の自然がまぶしい。

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カフェのあかねやさんも健在。ドリンクが400円で飲める!

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そして大賀ホールの前方は、湖が一面に敷かれていて、この夏のシーズンはあまりにも美しすぎる!

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今回経験するのは、軽井沢ジャズフェスティバル。

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自分は、知らなかった。(ジャズはもちろん好きですが、最近はあまり聴いていません。)

5年前から始まったジャズ祭のようで、軽井沢、そして大賀ホールへの想いが深かったジャズの名プロデューサー 伊藤八十八さんが自分で立ち上げたジャズ祭のようだ。(伊藤さんは2年前に亡くなられたようです。)

出演しているミュージシャンの方のMCでも、しきりに、この伊藤さんの名前を出す方が多く、志半ばで逝ってしまった無念さは慮るところがある。やはりゆかりの多い方が出演されているような感じがした。

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ジャズについては好きだけど門外漢というか偉そうなことは言えないので、控えめにするが、やっぱりジャズは夏が似合うという感じがする。

あの独特のリズム感、スウィング感は、聴いていると、口元がさみしいというか、冷たいビールをくぅ-といきたくなる。(笑) ツマミも。やっぱりクラシックホールで、品行方正の姿勢で聴く音楽じゃないという気がする。

自然と左足がリズムを取っているみたいな感じ。

ジャズなので、PAサウンド。

クラシックのコンサートホールを使ってのPAサウンドというのは初体験かも。
自分は、昔はライブレストランによく通って、そこでジャズを聴いていました。

PAサウンドというのは、野外のドームコンサートというイメージが強くて、

・耳をつんざく大音量で歪まくり。
・音が割れている。
・電気っぽい音

という感じで、ほとんどいいイメージを持っていない。

大賀ホールでは、ステージの両サイドに、こんな感じでSPが置いてあった。ホール内にも小型SPが設置されているかも、だが。

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サウンドの印象は、最初の時は、どうも音の出どころがわかる感じで、せっかくのこの広い空間のホールなのに、両サイドのSPから音が出ているという感じがわかりすぎて違和感があった。

やっぱり”音離れ”というのは必要ですよね。

でも、後半になるにつれて、ミュージシャンのレベルが高くなるにつれて、そういう違和感が消え去った。ふつうにSPからの出どころがわからない感じでいい塩梅だと思った。

音量もすごいケアされていて、耳にこない許容範囲内でよかった。 
歪んでいたり、電気っぽい感じもあまりなく、自分がイメージしているPAサウンドよりもずっと洗練されていて、これはPAエンジニアが優秀なんだな、と感じたところだった。

演奏は、みなさん、すばらしいミュージシャンばかり。うっとりさせてくれたが、感じたのは、やはり外国人ジャズ・バンドって、肉食系サウンドというか骨太というか、ジャズの根底に関わるがっちり感が日本人バンドと比較して、やっぱり違うな、と感じたことだった。

今回のお目当ては、ケイコ・リーさん。 
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名古屋にベースをおくジャズシンガーで、自分は数年前に、彼女のコンサートの追っかけをしていた。(笑)

ブルーノート東京、ビルボードライブ東京、STB139(スィートベージル:いまはなくなってしまいましたが。)、モーションブルーYOKOHAMA、とか、皆勤賞だったりした。(笑)

いわゆる美声とか、という感じではないのだが、かなり個性的な歌い方をする魅力的な歌手だと思っていた。

彼女のCDは結構録音がいいのが多いのだ。拙宅オフ会で、結構一発目のつかみでかける場合が多い。

結構お茶目な感じで、洒落がわかるアーティストだと思う。

もうしばらく聴いていない。

赤いコスチュームで超ミニスカートにかなりドキっ(笑)
相変わらずスゴイ細くてスタイルいいなぁ。

ひさしぶりに聴いた彼女の歌声。エコーがすごいかかってた。(笑)
昔の想い出が一気に戻ってきて、全開モード。
あの頃を思い出してきた。

やっぱり変わってない。

でも歌っている曲は、知らない曲が多かった。(笑)
キーボード(ピアノ)の野力さん、覚えていたよ。まだずっと彼女のパートナーやっていたんだね。

驚いたのは、彼女がMCをやったこと。
彼女は、ふだんはMCをやらない人なのだ。

苦手なのか?、ある意味、プロフェッショナルに徹したいのか、ひたすら演奏、歌い続けてショーを作っていく、そういうシンガーなのだ。過去に追っかけをやっていて、彼女のMCを1回も聴いたことがない。

今回、やはり特別の音楽祭で、みなさんMCやるのに、自分だけという訳にもいかないのだろう。
なかなかよかった。貴重な体験だった。

特に伊藤プロデューサーのことに言及していたときが、ジーンときました。


とにかく夏フェスなので、長い!たくさんのミュージシャンが出演して堂々の4時間半。

なかなか終わらないので、ヤキモキして、いったんホールを抜け出して、駅(ホールに近い。)で帰りの新幹線チケットを延長して、事なきを得たのでした。

いやぁ、中身の濃い大変な1日でした。


PENTATONEの新譜:アラベラ・美歩・シュタインバッハー&モンテカルロ・フィルのヴァイオリン名曲集。 [ディスク・レビュー]

待望のアラベラさんの新譜が届いた。今回もPENTATONEのWEBで購入したので、正式リリース より1か月早く入手してレビューできる。

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いつもであれば、「アラベラさんが新譜のレコーディングに入りました」、というような写真付きの近況報告が、彼女のFB公式ページや、PENTATONE&ポリヒムニアのFB公式ページにアップされるはずなのだが、今回の新作は、それがなかった。

変だなぁ?と思っていたのだが、どうも前作のヴィクトリアホールでの録音(メンデルスゾーン&チャイコフスキーのコンチェルト)とほぼ同時期(2014年9月~10月)に録られたもののようで、録音場所こそ違うが、いわゆる同時期のまとめ録りで、寝かせておいて、時期をずらしてリリースという感じのようだった。

今回のお相手は、ローレンス・フォスター指揮モンテカルロ・フィル。

モナコのこのオケは、自分は、あまり過去に聴いてきたという記憶がなく、どんな演奏をして、どういうオーケストラ・サウンドなのか、イメージがつかめなかった。

でも1853年創立というから、超歴史のあるベテラン・オーケストラで、ヤノフスキ、クライツベルクなどのPENTATONEでもお馴染みの指揮者も芸術監督を務めてきた。今回のローレンス・フォスター氏も1980年から10年間、このオケの芸術監督を務めてきて、今回満を持しての登場だ。

今回は、ヴァイオリン名曲集。 

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ツィゴイネルワイゼン、タイスの瞑想曲、ツィガーヌ~ヴァイオリン名曲集 
アラベラ・美歩・シュタインバッハー、ローレンス・フォスター&モンテカルロ・フィル

http://goo.gl/gCLvBW


アラベラさんは、正直、中堅どころといっていいくらい、キャリアが豊富で、過去に録音してきたライブラリーも、もうほとんどのヴァイオリン作品を録音してきている。

だから、次回は、どんな感じの作品なんだろう?

あと何があるのだろう?という感じだった。

カルメン幻想曲(ワックスマン)、ツィゴイネルワイゼン(サラサーテ)、タイスの瞑想曲(マスネ)、 揚げひばり(ヴォーン・ウィリアムズ)、ツィガーヌ(ラヴェル)といった、もう珠玉の名曲といっていいくらい、ヴァイオリンの堂々たる名曲中の名曲を集めたコンセプチャルなアルバムとなった。

やっぱり、こういうコンセプト・アルバムを出せる、ということ自体、彼女の近年の充実ぶり、ステータスというのがよくうかがい知れる。

アラベラさんは、アルバムの中で、ライナーノーツを寄稿していて、通常ヴァイオリニストのアルバムというと、協奏曲かソナタに重きを置くという選択が多く、このようなヴァイオリンの名曲による小作品というのをターゲットにすることは、なかなか機会がないし、また演奏会で、演奏する機会も少ない。本当に若い頃の研磨の時期に演奏した経験があるだけで、特にカルメン(ワックスマン)のようなサーカス的なテイストの作品を、いまの自分がさらい直すには、自分はあまりに年を取り過ぎている、という葛藤を感じていたそうで、指揮者、ローレンス・フォスター氏から、あのハイフェッツにしても40歳を過ぎてからこの曲をさらったのだよ、という説得にて、彼女は大きく考え直して軌道修正したことは、まさにローレンス・フォスター氏によるところが大きいと謝意を述べている。

こういう奏者の心の葛藤のプロセスを知ると、ますますこの作品の聴き込み、理解度が深いところまで達するように感じる。

まず、録音評から。

1発目の出音から驚いた。カルメンの、例の超有名な「行進曲」の部分なのだが、オケの音の厚み、サウンドの実音に響き、余韻が伴ったみずみずしい潤い、ふっと沈み込む感じのオケの重量感。。。

こりゃいいんじゃないの。(笑)

優秀録音!うれしくなった。1発目の出音が、これだと最高にうれしい。

別に彼女の大ファンだから、ということで、贔屓目に評価している訳でもなく、純粋に素晴らしい録音だと思う。

彼女のヴァイオリンは、どちらかというとマイクから距離感がある感じで捉えられていて、オケとの遠近感が、結構生演奏っぽく、生演奏を観客席で聴いているようなリアルな感じで聴こえる。

ふつうのヴァイオリン協奏曲の録音だと、ヴァイオリンもしっかり前に主張して聴こえ、オケも前に出るような、両方が両立するような感じのオーディオ・ライクに仕立て上げられている録音が多いのだが、今回は、ヴァイオリンが少し引いて遠くに聴こえて、オケが圧倒的にボリュームのあるサウンド、そんな感じに聴こえる。


とにかく魅かれるのが、オケのサウンド。

5.0サラウンド独特の圧倒的なボリューム、重量感があって、ダイナミックレンジが広い、音数が多い、この感覚。

レンジが広く、全体に厚みがあるのは、リアを、補完的な役割ではなくて、全体を鳴らす上で、結構、全体のメイン・サウンドの一部を構築しているように有効に使っているからではないか、と感じた。

録音した時期が、2014年なので、Auro-3Dでの録音ではないと思うのだが、でもそう思っても不思議ではない空間の広さも、さらに感じるのだ。

録音場所は、モンテカルロ、レーニエ3世オーディトリアムで、自分は知らないのだが、録音を聴いている限り、かなり広い空間で録っているようなそんな空間感が確かに感じ取れる。

空間を感じ取れて、それで、オケ・サウンドにボリューム・重量感があるので、かなり自分的にはクル。

マイクセッティングではAuro-3Dは使っていないけど、編集時で、なにやらそういう類(高さ情報を加える)のエンコードをしているんではないだろうか?

音質も従来の温度感高めの質感の柔らかいサウンドと違って、硬質とまではいわないけれど、やや締りがある感じ。

録音スタッフは、編集もミキシング(バランスエンジニア)もエルド・グロート氏。

もうずっと彼女を録ってきている彼女の音を造っている永遠のパートナー。

彼女の作品をずっと聴いてきているが、出すたびに録音がどんどん洗練されてきて、今回が1番洗練されていて、いいんじゃないかな?

そこまで言い切れる。

やっぱり録音・編集技術の日々の進歩が、作品を出す度に、その真価が現れるような気がする。

なによりもヴァイオリン名曲集というコンセプトがとてもいい。誰もが聴いたことのある名曲中の名曲で、聴いていてとても気持ちがいいし、毎日、何回でも飽きなくトレイに乗せたくなる感じ。

彼女のテクも相変わらず素晴らしい。

レガートの効いた美しい旋律の泣かせ方、連続するピツィカートやフラジオレット。聴いていて、ヴァイオリンは「歌う楽器」ということを聴く者に説得させるだけの演奏表現は素晴らしいと思う。

なにか褒めてばかりだが(笑)、あまり気に入らない点が見つからなかった。

今年の9月に来日する予定の彼女だが、この作品を聴いて、尚更、彼女の「ヴィジュアル・クラシック」を堪能できるのが楽しみになった。


ザルツブルクの最大手チケットエージェンシー Polzerの倒産! [雑感]

昨晩の深夜に知った。驚いた。Polzerと言えば、ザルツブルク市内の最大手のチケットエージェンシー(チケット販売業者)で、60年以上の老舗。彼らの最大の顧客は、もちろん世界最大の夏の音楽祭のザルツブルク音楽祭。

この音楽祭のメインパートナーである。

ザルツブルク音楽祭に行ったことのある人、常連さんだったら、このPolzerを知らない人はいないだろうし、必ずここでチケットを購入したことがあるだろう。

なんでもオーストリアでは、先週の金曜日にニュースが流れたらしい。

破綻金額は600万EURO。今年の夏も900人に、ザルツブルク音楽祭のチケットを売っていたらしい。こういう事態になって、発券不可のパニックで、その対策に大わらわ。

ボクは、3年前のザルツブルク音楽祭に行ったときに、このPolzerを利用したことがある。

現地のPolzerでチケットを受け渡ししてもらったので、現地のPolzerに入ったことがあるのだ。
ザルツブルク大聖堂の前にある広場に面したところに立っている。

当時ボクが撮影したPolzerの店構えの写真。
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店内はこんな感じ。
(以下の2枚は、彼らのFBでの公式ページから拝借しています。)

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扱う公演のパンフレットがいっぱい。
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当時のザルツブルク音楽祭では、最大の看板公演だった、人気テノールのヨナス・カウフマンのヴェルディの「ドン・カルロ」。

もうこれは発売と当時に、瞬殺ソールドアウト。ボクは後発だったので、もうその後の、いわゆるプレミアチケットを捜すしかなかった。

ここら辺のチケット争奪大作戦は、当時、日記で連日連載したので、みなさんも記憶にあるだろう。

人気絶頂のカウフマンだから、もう大変だった。プレミアチケットは10万円以上が当たり前の相場だった。なかなかキャンセル待ちが出なくて、ネットにも出なくて、完全にあきらめていたところ、出発の1週間前に、奇跡的にもPolzerに出ていたところを入手できたのだった。値段も、予想外の4万円台での良席。

このPolzerのザルツブルク音楽祭のチケットの売り方って、メインの公演の他に、もう1枚、促進用という感じで、サブの公演とペアで抱き合わせ商法のような感じで売っていたことを思い出した。このドン・カルロも他公演との抱き合わせで購入した記憶がある。(日本の仲介業者に調整してもらった淡い記憶がある。)

これで、天下のザルツブルク音楽祭の最大メインのオペラである「ドン・カルロ」を鑑賞できた。

生で、カウフマンを観れたのも、これが初めてだった。

音楽の神様は、我を見捨ててはいなかった。

そのPolzerが倒産とは!

ザルツブルク音楽祭で、一生メシが食べていける、音楽祭絡みのチケットビジネスって儲かると思っていたから、まさか倒産って驚きの一言だ。

ザルツブルク音楽祭も、年々その神通力が落ちてきていて、ビジネスとしても厳しい一面があるのだろうか。。。そんな余波がPolzerにも及んできたに違いない。

とにかく倒産で発券不可になった債権となったチケットの扱いと顧客に対する対応。
正式なメール配信は来週らしいから混乱あるだろう。

でも、Polzerなくなったら、今後このザルツブルク音楽祭に行きたいときは、どこのエージェンシーを捜すのか、これまた音楽ファンにとっては、頭の痛いところだろう。1番確実なのは、ザルツブルク音楽祭の公式HPで、購入することですかね。もちろん抽選ですが。そして完売公演でプレミアチケットを捜すときは、こういうチケットエージェンシーを捜すしかないのだろうか。細かいことを言い出すと、いろいろノウハウはあるのだが。

う~ん、世も末だ。


ゲゲゲの鬼太郎のまち、調布。 [雑感]

8月ののだめコンサートの東京での初公演の地として調布が選ばれ、その公演に行く予定なので、ちょっと調布のシンボルであるゲゲゲの鬼太郎の銅像の写真を事前に撮影しておこうという軽い気持ちだった。

調布駅の前に立っているものだと楽観していた。

我々にとっても、調布といえばゴローさんのまちである。

漫画家の水木しげるさんのお住まいが調布にあり、調布のまちは、ゲゲゲの鬼太郎のまち、として超有名なのだ。

ずいぶん前だが、水木先生の自伝的ドラマであるNHKの朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」でもロケ地としてこの調布は選ばれ、映像に残っている。

自分の目的は、たぶん駅前に立っている銅像を撮るだけ。だから所要時間15分で済むものと思っていた。

いざ行っているとそのようなものはない。通行人に聴いても「さぁ?」。

困った。

さっそくスマホで「ゲゲゲの鬼太郎の銅像」で検索してみる。

すると、そのような銅像があるのではなく、もっと調布散策のようなサイトで、そこのゲゲゲに登場する妖怪たちの置物が街の通りにあることがわかった。

これだな!

急遽目標変更。これを撮影することにした。

さらに調布散策サイトなので、ぜひ足を運ぶべきお寺や食べ物のお店の情報もあり、え~い!時間もたっぷりあるし、このまま調布散策に変更~!(笑)

これも案外簡単に終わるものと思っていたが、ドツボに嵌るきっかけになろうとは!

スマホを見ながら、見知らぬ街を徘徊し始める。

まず、ゲゲゲの妖怪の置物がある通りである「天神通り商店街」。
さっそく鬼太郎がお出迎え。

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ここであろうことか道を間違えて、写真の右のほうに行ってしまった。(正解は左の方の道)

いつまで経ってもゲゲゲの妖怪たちの置物は出てこない。
相当の距離歩いて、不思議に思い、お店の人に聞いたら道を間違えていることが発覚。

しかたなく元に戻る。相当距離があるので、かなり心が折れる。(^^;;
足が棒になった。

ようやく左の方の道を入ると、商店街らしい風景。

ここは布多天神社の表参道になっていて、ここからまっすぐ歩いて奥に進めば、布多天神社がある。
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さっそくゲゲゲの鬼太郎がお迎え。これを撮影したかった!

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商店街は、かなり時代を感じてレトロな雰囲気。

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ここからゲゲゲの妖怪たちのキャラクターがどんどんお出迎えしてくれる。

つぎにねずみ男!
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そして塗り壁。
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さらにねこ娘&一反もめん。楽しい~♪
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このように商店街通りを歩いているとキャラクターたちが一定間隔で並んでいるのだ。(笑)
まさにゲゲゲのまち!

そして商店街のお終いのところに、布多天神社。
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このここ布多天神社は、学問の神さまで名高い菅原道真が祀られていて、調布市のパワースポット神社として、知る人ぞ知る神社。時期になると、受験生や受験生の家族がお参りに。

「調布」という地名の由来となった、歴史ある神社なのだ。

ここ布多天神社は歴史的にもパワースポット的にもすごい場所なのだが、水木しげるさんの「墓場鬼太郎」の中で、神社の奥の雑木林に鬼太郎が住んでいるとされていて、漫画好きっ子の中では「鬼太郎の住んでる場所」として有名なのだそうだ。


さらにここからこれまた調布の有名な寺院である深大寺を目指す。
調布といえば、深大寺!そう!「鬼太郎茶屋」は必須のスポットなのだ!

この布多天神社のお巫女さんに、深大寺への道を尋ねる。

「歩いていくんですか??(驚)調布駅に戻ってバスで行ったほうが。。。」と言われるが、もう1人の巫女さんに地図をコピーしてもらい、男性なら20分位で行けます、と言われ、鵜呑みにして歩いていくことにした。

これが大失敗だったな。深大寺は、絶対調布北口からバスで行くべきです。

地図通り、かなり長時間歩くと、だんだんわからなくなって人に聞いたりして、さらに自分で勘違いして1本道を間違えて、気づかずに長時間歩き続ける。

さすがにまったく気配がないので、お店に入って聞いてみると道を間違えたことに気づく。
この長時間歩いてきたところを、また元に戻る!くぅぅ~。これで今日2回目。心が折れる。

もう足が棒。

しかたなく戻って、今度は正しいのだが、坂道をひたすら昇る。キツイ!
さらにお寺の入り口が分かりにくく、行き過ぎてしまう。

もうなんか疲れたぞ、おじさんは。

やっとお寺の入り口にたどり着いて、中に入るのだが、さらに広いんだな、これが。(笑)
お寺にたどり着くまで、スゴイ歩く。もう限界だぞ。

途中、恵比寿さんを発見。
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さらに深大寺の入り口に向かって歩いていくと(かなり歩く)、ここら辺って、結構お蕎麦屋さんがたくさん乱立しているのだ。


ようやく深大寺に到着。

入った入り口のところに、スポットの「鬼太郎茶屋」を発見。
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ガーン。店はやっているが改装工事中であった。(笑)
ツイていないときはこんなもんだ。

鬼太郎グッズが売っているお店の入り口。
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店内。
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目玉おやじ饅頭とか妖怪かき氷とかある。(笑)
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そして鬼太郎とねずみ男。
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自分はとにかくクタクタなので、鬼太郎カフェで休憩したく。


鬼太郎カフェ。
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自分が頼んだのは、目玉おやじのクリームぜんざい。
真ん中にあるのが、目玉おやじ。(笑)
美味しゅうございました。
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店内に、水木しげるさんの写真。
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店を出ると、鬼太郎キャラ勢ぞろいの看板で出迎え。
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木の上にある巣箱には、鬼太郎&目玉おやじが!
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さて、深大寺に入る前のレトロな出店たち。
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ここが深大寺。なんと新婚夫婦が撮影でいらしていた。
深大寺は、朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」のロケ地となっていて、縁結びとして有名なお寺。

そういうこともあって、こうやって新婚夫婦がいることも多いのでしょう。

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こちらが御祈願、おごまなどのご本尊があるところですかね。
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じつは深大寺は、深大寺そばとして、やはり蕎麦の名地なのだそうだ。
来るときに、たくさんのお蕎麦屋さんがあったのもうなずける。

深大寺門前、深大寺のウラもだが、お蕎麦屋さんが20件ほどあり、どのお店もこの地で長くやっているであろう佇まい。それもそのはず。深大寺周辺は昔から湧水が湧くことで、美味しいお蕎麦を打っていたってという流れがあるかららしい。

どこのお蕎麦屋さんに入ろうか迷ったが、やはりその湧き水を利用しての打ち込み蕎麦ということで「湧水」というお店に。

すごく日本風で品がある。
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結構お蕎麦が出てくるまで、すごい待たされて、やはりいちから打ち込んでいるんだな、と納得。
おススメの「湧水天盛り」に。
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9割蕎麦、こちらで手打ち。そばの香りは、そんなに強くないけれど、のどごしよく、スルスルでウマい。天ぷらはサクサク揚げたて。これはいけるねぇ。松本の蕎麦に負けていないと思うよ。


これで、すべてのミッション・コンプリート。
もちろん帰りはバス。(笑)

お寺の入り口が、すぐ大きなバス停になっているので、わかりやすい。
バスを使うと、あっという間に駅に着いたのでした。
ちなみに、水木しげるさんは昨年お亡くなりになられ、そのお墓がこの調布の覚証寺というお寺さんに存在する。このお墓が、また水木さんらしいというか、鬼太郎とねずみ男が前方に配置されて、妖怪たちに囲まれてお眠りになれているのだ。さぞかし安らかにお眠りになられているのだろう。

 
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(ネットから拝借した写真です。)

そして、のだめコンサート、東京公演が開催される調布市グリーンホールをパチリ。
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しかし、ほんの駅前にあるはずの銅像を撮ろうと思っただけの出来心で調布まで来ましたが、終わってみれば、半日かけての調布観光。(笑)

しかも2回も大きく道を間違えて、足は棒状態。

いま帰宅しても、足がジンジン熱くて、アイシング。たぶん明日は間違いなく筋肉痛だろう、おそらく。(笑)