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学生の頃の青春時代にトリップしたポール・マッカートニー来日コンサート [海外ロック]

まさに学生の頃の青春時代にトリップしたような空間だった。おそらく今回が最後の来日公演。
行けてよかった!一生の想い出になった。なにせチケット争奪戦に敗れ、オークション市場ではプレミア高額チケット。半ば諦めかけていたのだが、ぴあで当日引換券(注釈つき)というチケットが販売になっていて、思わず購入。この”注釈つき”というのが難クセなのだが、要は当日券なので、機材に隠れてステージが見えない、とかそういうハンデがある席でも文句を言わないように、ということらしい。

会社を早い時間に早退して、さっそく水道橋駅に。東京ドームへの行き方などまったく予習してこなかったけれど、なにせ改札降りたら、すごいごった返しの混雑の人。その人たちの後をついていけばいいのだ。(笑)

そして到着!2007年のポリスの再結成コンサートのとき以来のじつに6年ぶりの東京ドーム。shjufsW5ZkgNxB71384860882[1].jpg

植樹されている木々などは紅葉で本当に綺麗だった。
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やっぱり圧巻だったのは、その凄い人、人、人。クラシックとは全くもってスケールが違う。この凄い人だかりを観て、思わずこれから起こるイベントへの期待度というか、すごいワクワク感が湧きあがってきて思わず武者震いというかすごい興奮だった。

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グッズコーナーなんて、こんなすごい行列。ポール人気のすざましさを改めて感じさせられる。

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自分の座席のあるゲートまでたどり着くのが大変であった。(汗)なにせこの人だかり。すごい人、人、人。この中を潜り抜けて自分のゲートまでたどり着くのはもう大変。東京ドーム、というか野球場って本当に広いんだなぁ、と思わざるを得なかった。

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野球場の中のロケーションはよくわからないので、もう係員の人に聞きまくりだった。そしてようやく自分の座席に辿りついた。野球場でいう外野席レフトスタンドだった。外野席の座席ってすごい小さいんですよね。もう隣の人とびったり寄り添うという感じでもうギュウギュウ。ここで思ったのは、外野席でよかったかな、と思ったことだ。アリーナ席だと、ロックコンサートの場合、みんなスタンディングで立ちっぱなしなのだ。それが事前にわかっていたので、もういい歳である自分にとって腰に来てツライなぁ、と思っていたので、外野席だと座って観れるので、すごいホッとした。

さて、そうやってふっとアリーナ内を俯瞰する。
ステージはどこだ?
あった!バックスクリーンに設定されていた。

自分の座席から観たステージ。

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がぁぁぁぁぁぁ~ん!ステージのほぼ真横。見えな~い!(泣)やっぱり注釈つきだけある座席だった。(苦笑)まぁ、公演が始まってからわかったことなのだが、こういうドームのような広い公演では、必ず電子スクリーン掲示板を多方面に設置してポールのステージ姿がどんな遠席の人でもよくわかるようになっているのだ。

ドーム内を俯瞰してみる。いやぁ~凄いね。やっぱりクラシックとは基本的にスケールが全然違う。この大観衆を観て、やっぱりロック・コンサートなんだなぁ、と実感。

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そしていよいよ開演!場内がいっせいに消灯された瞬間、地響きのように「きゃ~」という大声援。ポールが登場した瞬間、それはそれは大変だった。

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上の写真を観ていただければ、わかると思うが、私の方向に縦長の電子スクリーン掲示板があるのがおわかりになるであろう。私はステージを観ながら、頻繁にこの電子スクリーンを観ていた。ウマイと思ったのは、ポールはところどころ片言の日本語で喋っていたが基本は英語。そうするとこのスクリーンに日本語字幕をつけて何を喋っているのかわかるようにしていたところ。

すごい興奮していて、最初の曲がなんであったか覚えていない。たぶんビートルズの曲で観客の心をしっかり掴むという感じだったと思う。ポールは、あのビートルズ時代に使っていたカブトムシのようなベースを持っていた。(でも1曲終わる度にギターを変えていましたが。)

もう、これでもか、これでもか、というくらいのビートルズ、ウィングス時代の名曲オンパレードで、私の両隣の女性などは興奮して声を出して泣き出していた。やっぱりポールの公演は、一種のセレモニーな訳で、ニューアルバムの新曲も披露したけど、こういう過去の名曲はもうお約束事なのだ。もう断然、歓声の大きさが違った。

自分もビートルズやウィングスの曲など、もう25年以上も聴いていないのに、その曲が流れるだけで、すぐに何の曲なのかすぐわかるし、凄い興奮状態に陥ってしまった。

電子スクリーンに大きく映し出されたポールの姿は、すごい格好よかった。とても70歳を超えているとは思えないスラッとした体形で、白いワイシャツに黒のスラックスで吊りバンドをしている。足長胴短でスタイルがよく、カッコいいなぁ~と思わず思ってしまった。髪の毛もフサフサで、ハンサム。男として、こんな風に歳を取れるとホントに理想だよなぁ、と思わず思ったものだ。

そして1番心配だった声。もう歳だから無理だろう、と思っていたが、まったくそんな心配なし。シャウト含めてもう素晴らしかった。これだけ声が出ていれば、十分。やっぱり日頃の鍛錬のきわものなんだなぁ、と思った。

辟易したのは、ドーム内でのPAを使った音響。これはひどいものだった。(苦笑)
やっぱり25年以上もクラシックの生音主義というか原音主義の世界に浸っていると、こういうPAのかかった音というのは非常に不自然で違和感がある。とくにこんな広いドームでのPAでの音は、残響が多すぎて、原音が奥に引っ込むというか聴こえてこない、風呂場で歌っているような感じで悲惨なものだった。でも広い会場でのロックコンサートではPAは欠かせないし、仕方がないのだけれど、やっぱりひどい音だよなぁ。

特に、ビートルズ時代の名曲、ザ・ロング・アンド・ワイデンィング・ロードとレット・イット・ビー。PAを通したピアノの音色を聴いたのだが、もう幻滅。(笑)なんか電気的な音で、ピアノの音色じゃない。もうこの時点で、そういう要素はもう気にしないで、お祭りを楽しもうという気分に乗り換えた。

ウィングス時代に作曲した映画のサントラの「007死ぬのは奴らだ」。これはすごい盛り上がった。サビの部分ではステージ前面から炎が突きあがるような演出で、もう観客はびっくり。すごい演出だった。

そしてエンディングはヘイ・ジュード。これはもう盛り上がったねぇ~。最後のほうの合唱の部分では、外野席の我々も堪らずスタンディングでみんなで合唱。ドーム全体の観客が一体となった瞬間だった。

当然、これで終わる訳はなく、アンコール。お約束のイエスタディはじめ名曲を次々と披露。もうノリノリ~最高潮。

そしてとどめのラストは、アビイロードのB面メドレー。うまいよねぇ~。演出が!あの素晴らしい芸術品のメドレーを最後に持ってくるなど、本当に盛り上げ上手です。(笑)

本当に行けてよかった!最後の挨拶でポールは「また会いましょう~」と言っていたが(笑)順当に考えるとおそらく最後の来日公演だと思うので、ポールの生姿を観るのはホントの意味で最初で最後。自分の若かりし頃の青春の想い出がフラッシュバックされてくる最高のコンサートでした。

じつは今日、会社を休んでしまいました。(汗)朝、すごい疲労感で起きれなかったのです。こんなことははじめて。ロック・コンサートってこんなに疲れるものとは!あれだけ興奮したら、やはりそれ相当の疲れって出るのですね。

さて、公演中の写真の数々をアップロードします。残念ながら、周りが真っ暗なところで、明るいステージを撮ると、ピントが合わずボケてしまうようで、綺麗な写真が撮れませんでしたが(私のデジカメテクニックが未熟なのかもしれませんが。)、でも雰囲気だけでも味わえると思います。

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ほどほどで済まない、気になる人。 [海外ロック]

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来月中旬にポール・マッカートニーが来日する。ぜひ行きたいと思っていたのだが、一般発売の前のプリセールのときに出遅れてしまいチケットをゲットできなかった。(>_<)
(なんと言っても、ちけっとぴあのチケットを購入するのに、クレジットカードを新規に作らせるあのやり方に本当に閉口!)一般発売に期待していたのだが、凄い争奪戦であえなく惨敗。

セカンド・ステージとしてオークションなどで狙ってみたが、小澤・サイトウキネンも真っ青のプレミア高額チケット。いまじゃ東京ドーム公演はほとんど出ていなくて、大阪公演ばかり。夏の大旅行の散財で、つつましやかな生活をしたい自分にとって、泣く泣くあきらめた。

本当は彼のコンサートに行って、その感想日記を書くときに、彼に対する想いを書きたかったのだが、仕方がないので、コンサートに行きたい〜と思いながら、前哨戦みたいな感じでしたためることにした。

ポールと出会ったのは、中学2年のとき。当時はビートルズは解散していて、ポール・マッカートニー&ウィングス全盛の時だった。このときはビートルズはまだ聴いたことがなくて、最初にウィングスと出会ってポールの音楽の素晴らしさに幼心にもイタク感動してしまった。

最初の出会いが、3枚組のUSAライブ。これは本当に擦り切れるほど聴いたものだ。なんと素敵なメロディーなんだろう!といままでに聴いたことのないフックの効いた旋律。夢中になった。子供時代のわずかなお小遣いを貯めてウィングスの他のLPも買っていった。

当時は洋楽は、ひとつのブランドというか、自分は日本のアイドルを始めとする芸能界を聴いている友達とは、ちょっと一線を画すんだぞ、という感じで、洋楽を聴くこと自体が格好いいステータスというか、ひとつのアイデンティティーみたいな感じで自分は他人とは違う、ということを示したかった、そんな反抗心真っ盛りの世代だったのかもしれない。ポールはそんな自分を誇張するためのアイドルであった。

ウィングスを聴くようになってから、ビートルズの存在を知って、逆に遡って、今度はビートルズに夢中。(笑)当時は、第2次だったか第3次のビートルズ復刻ブームで、素晴らしいジャケットを含めた、その完成度の高い音楽性には本当に惹かれるものがあった。

若々しい前期の頃よりも、より内向的で退廃的なムードが漂う後期の作品のほうが断然好きだ。結局ビートルズのアルバムLPは、ほとんど集めたのではないか、と思う。

いまのようなネットで情報氾濫の時代と違って、自分の身の回りにこういう洋楽の情報はほとんど皆無で、湯川れいこさんのミュージックライフで、その写真、記事を観て、すごい興奮するという感じだった。時々TVで特集されたときなんぞは、もう大変!(笑)

どちらかというと当時の洋楽は映像メディアは追い付いていなくて、ひたすらレコード鑑賞で堪能して、その音楽を聴きながら、自分の頭の中でステージ姿を妄想するというかそんな感じだったような記憶がある。いまの情報氾濫の時代と比較して、当時のほうが自分の中のスターのカリスマ性を磨くというか、自分が崇拝する偶像の尊厳を高めるには、返って情報がなかった時代のほうが幸せだったように想うこともある。

ビートルズの素晴らしさを知って、ますますその当時現役で活躍してたポールに、そのビートルズの影を観ているかのように、その想いを馳せていたのかもしれない。

よくビートルズの中にはジョン派とポール派のどっち?という議論があるが、自分はポール派だった。 ジョンの社会性メッセージ色の強い音楽、スタイルにも魅力を感じることは確かだが、ポールのほうがわかりやすいし、親しみやすい。なんと言っても、ラブソングを代表する彼の暖かいメロディーのほうが自分には心地よかった。

中学から高校、大学と進んでいくうちに、自分もどんどん内向的になっていく。
当時のロックはいわゆるブリティッシュ・ロックと米国ロックの2つに大別できて、自分は断然英国派だった。英国のほうがカリスマ性があって、ファッショナブルで尖っている感じがとても好きだった。

そのうちロッキン・オンの渋谷陽一に傾倒していき、彼の考え方、捉え方、お喋りに夢中になって影響を受けた。彼の進めるアーティストを積極的に聴くようになっていった。(でもレッド・ツッェペリンはあまり聴かなかった。(笑))
米国ロックを産業ロックとして馬鹿にしていたこともあった。

さすがにパンクは聴かなかったけど、その後のUKのニューウェーブは本当に虜になった。特に3人編成のロックバンドが異常にコンパクトで格好いいと思った時期で、スティングのポリスだとか、ポール・ウェラーのジャムだとか、徹底的にのめり込んだ。

そんなクラシックの世界とは正反対の世界を泳いできたのだが、社会人になってから、信じられないくらいピタッと全く洋楽を聴かなくなってしまった。

社会人時代の洋楽は、もうすでに自分がかつて憧れていた面影はなくて、昔自分が嫌っていた日本の芸能界とあまり変わらないような感じで惹かれるものがなかった。また社会人で仕事が中心の忙しい生活になると、そういう過激な音楽よりも、クラシックのほうが精神的に癒されるというか、精神性が高い音楽のような感じがして、ロックからは自然に離れていくような感じになっていった。

自分の音楽遍歴にそういう経過があるので、今回のポールの来日は、特別の感がある。
1980年代初頭だったか、ポールが来日するときに大麻を所持して逮捕されたときのこともよく覚えている。
そんな自分にとって、学生時代のロックの道を開けてくれたポールが、おそらくはこれが最後の来日公演になるはず。
一生で一度でいいからその生姿を観ておきたい、という想いが強い。

ポールはかなり歳なのに、見かけはかなり若い。でもおそらくは声なんかもうほとんど出ないというか、あの広い東京ドームでPA付きとはいっても苦しいものがあるんじゃないかなぁ、と思うのだ。華やかな頃しかイメージにない自分にとって、現在を知ることは極めて酷なこと。 そんな恐怖感もあるのだけど、やっぱり一目見たい。

本当にほどほどでは済まないくらい、今現在、気になる人なのである。

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