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30歳を過ぎると、新しい音楽を聴かなくなる。 [オーディオ]

村上春樹さんが初のラジオDJに挑戦した「村上RADIO」。興味深く拝聴した。どのように文章を書いているのか、その部分は自分もふだん日記を書いていることもあって、とても参考になった。

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もともと小説家になろうと思っていたわけでなく、誰かの小説技法を学んだという訳でなかった。
ずっと音楽関係の仕事をしていたから、その音楽から文章を書く書法だった。もともと音楽の人だということが、滲み出ているようで、文章にリズム感がある秘訣はそこにあるのだと納得した感じ。


村上さんの話で、ちょっと自分にも心当たりがあったのは、ヨーロッパなどの旅行先で小説書くときは、iPodのような携帯音楽プレーヤーで音楽を聴きながら生活したり、原稿を書いていたりするのだけれど(たしか、ノルウエーの森だったかな?)、それを何年も経った後に、その音楽をたまたま聴き返すと、そのときのその場、その風景が走馬燈に蘇ってくるという話。


これは自分にもドンピシャ。まさにその経験の嵐のようなところがあった。


昔、ベルギーで暮らしていた時、車のCDプレーヤーでホイットニー・ヒューストンの曲をもうエンドレスで聴いていて、24年以上も経過したいま彼女の曲を聴くと、本当に車の中から眺めていたあのときのブリュッセルの街並みが輪郭ハッキリ思い出すのだ。

それもかなり刻銘に。


つい最近では、夏、秋、春と3回に及んだ京都ツアーで京都市交響楽団の演奏を聴きに行ったとき、このときはiPodでサリナ・ジョーンズの曲をこれまたエンドレスでずっと聴いていた。そうするといまでも通勤時間に彼女の曲をよく聴くのだが、まさに信じられないくらい鮮明に、京都の街並みを歩いて寺院巡りや紅葉時期の混雑など、あの頃のあの様子が蘇ってきて、正直切なくなってきて、また無性に旅に出かけたくなったりするのだ。


いま聴いている音楽と視覚から入ってくる映像というのは、脳のどこかで、リンクして紐づいているんだろう。

逆に自分は、海外で旅行するときは、そういうiPodなんかで、音楽を聴いたりすることはしないようにしている。せっかくの海外の街並みは、通り過ぎていく市民の会話から街の喧騒の音まで、街並みの景観とリンクさせて体験しておきたいから。


あと、耳を音楽で塞いでいると、注意力が散漫になって、海外の場合、スリとかふくめ危険ですね。


ここでもうお分かりになったと思うが、自分が普段iPodで聴く音楽は、ポップスやロックやジャズなどの曲ばかり。クラシックも結構何曲か入れているが、ほとんど聴かない。というか聴いたためしがない。

やっぱりiPodで音楽を聴くのは、通勤時間と国内の旅先が圧倒的なので、そこでクラシックを聴くという選択肢はほとんどない。

だって長いんだもん。(笑)退屈してしまう。


こういうときは、3分位で終わるポップスが絶対いい。

逆に家でどっしり落ち着いてオーディオ・システムで音楽を聴くときは、ほとんどクラシック。
そしてコンサートに行くのもいまやクラシック専門。

なんかそんな使い分けをしている。もちろん意識している訳でなく、自然とそんな風。
そういうところで人間的なバランスを取っているような感じがする。

携帯音楽プレーヤーで聴くのは、やっぱりポップスが一番合ってると思う。
クラシックはそういうのに合わないと思う。(あくまで私の個人の意見です。)


自分はクラシック専門と思われている方も多いと思われるが、自分にとって、やっぱりポップスやロック、ジャズを聴く時間も必要。やっぱり幼少時代や若い時は、そういう音楽が専門で好きだったからね。

通勤時間なんて、なんというか、感情が抑揚するような、自分の精神がぐっと興奮してくるような、そんなポップスを聴くのが唯一の楽しみ。

これでアドレナリンが湧いてきて、仮想興奮状態に陥って、文章を書くときの気持ちの持っていき方とか、エネルギー源になっていたりする。


村上春樹さんが音楽から文章を書くトリガーを得ている、という発言を聞いて、まさにそこに我が意を得たり、という感じでうれしくなったりしたのだ。


一番最初の頃は、ソニーのウォークマンだったけれど、iPodに切り替えてからは、ずっとそちら専門。長いことiPodやっていると、ずっとCDリッピング&ダウンロードしてきた財産があるので、簡単に他のシステムに移れないのだ。それらの財産がパーになって、いちからリッピング&ダウンロードしなおさないといけないから。

ソニーの30万するウォークマン聴いてみたい気もするけどね。(笑)

いま使っているのはもう旧型のiPod。ハイレゾなんか全然無関係。mp3などの圧縮音源ですね。
でも音楽聴いている分ではぜんぜん気になりません。これで十分です。

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どんな曲が入っているか、というと恥ずかしいので、ちょいとだけ・・・bird,akiko,ホイットニー・ヒューストン,Keiko Lee,Mondo Grosso,Lisa,Sting,POLICE,スティービー・ワンダー,ビートルズ,カーペンターズ,宇多田ヒカル,平井堅,山下達郎などなど。圧倒的ボーカルものが多い。

通勤時間聴くのはやっぱりボーカルが一番いい。

ここで、今回の日記の核心をつくテーマなんだが、ふだん通勤時間に自分が聴いている音楽って、自分が若い時に聴いていた古い曲で、しかも連日同じ曲を何回も繰り返して聴いているような気がするのだ。

そこには、自分がいま流行っている新しい曲を開拓して聴いていたりするとか、今日はちょっと変わったこの曲などという選択肢は、ほとんどなくて、毎日同じこの快感、興奮を得たいから、毎度おなじみのこの曲を今日も再生。。。てなことを無意識に毎日やっているような気がする。


最近では日本でも音楽ストリーミングサービスがすっかり浸透し、スマートフォン一つあれば好きな曲をいつでもすぐに聴くことができるようになった。最新のヒットチャートから懐かしの定番曲まで、数千万曲もの音楽を低コストで手軽に楽しむことができるようになったのだが、その結果、かねてより言われていたことがデータとしてはっきり数値に表れるようになった。

それは「30を過ぎた頃から新しい曲を聴かなくなる」こと、さらには「同じ曲を繰り返し楽しむだけ」になりがちだということ。(笑)

ストリーミングだとそういう数値データがしっかり把握されてしまうんだな。ある意味プライバシーの侵害のような気もするが。

でも自分はストリーミングはやらないけれど、この数値解析はまさにふだん自分がiPodで経験している、まさにそのままで、まったくその通り、ドンピシャだと思った。

ある音楽配信会社の調査では60%のユーザーが同じ曲を繰り返し聴いているだけで、25%は好みのジャンル以外で新しい曲を探すことはないと答えているという。


音楽ストリーミングサービスのデータは、33歳になると人は新譜を聴かなくなるという客観的な事実も示しているという。

海外のデータではあるが、10代は人気の音楽ばかりを聴いているが、20代では年を取るにつれてトレンドを追いかける人は着実に減るそうだ。

そして33歳にもなると新譜を明らかに聴かなくなるという。


新譜を探すのを止め、同じ曲ばかりを聴くようなる。


なぜ年を取ると昔なじみの音楽ばかり聴いてしまうのか? 理由の一つは音楽が過去の記憶や感情を強く呼び起こす作用をもっているからかもしれない、のだそうだ。古い研究であるが、高齢者に青春時代の曲を聴かせると当時の思い出が強く蘇ることを実証している。


どうやら人は十代前半、特に13~14歳の頃に良く聴いていた曲を、その後もずっと聴き続けるらしい。

なぜそんなことが起きるのか? 一つは10代前半という成長過程にあり感受性の高い時期に強い感情と結びついた音楽からは、その後何年経っても同じような感情を味わえるからかもしれない、と考えられているからなのだそうだ。


音楽というのは我々が漠然と考えている以上に、人々の心に強い影響を残すものらしい。

なんか、この記事を読むと、自分がいままで無意識でやっていたことが、それは特に通勤時間帯に音楽を聴く、という過程においてだけれど、全部この最近の解析結果に当てはまるので、正直ドッキリと言うか、冷や汗たらりである。



そういうもんなんだね。

確かにいまの自分のiPodに入っている曲は、本当にお恥ずかしい限りだが、古いというか若い時代に聴いていた曲ばかりだ。


でもそう悲観ばかりもしていられない。


家でがっちりオーディオ・システムでクラシック音楽を聴くとき。

これは自分は、必ずレーベルが出す新譜を必ずチェックするようにしている。
新しい録音技術の成果を聴いてみたい、確認してみたい、という技術的な見地もある。
もちろんお気に入りのアーティストとか、自分のアンテナにビビッと引っ掛かったものになるけれど、そういう意味では、常に進歩もしている。

またクラシックのコンサートに行くときも、確かにアーティストありきのところはあるけれど、そのときにやる演目については、観客である以上は選り好み出来ないので、そういう意味でつねに新しいチャレンジはしているとは思う。

そうすると、自分の場合、クラシック、それにオーディオが絡んでくる分野では、つねに新しいものにチャレンジしているけれど、通勤時間のiPodで聴いている分野では、まさに解析結果どおり、若い時代に聴いた曲を毎日繰り返して聴いているだけで、新譜を聴こうとしない、という現象は確かに当て嵌まっていると言えると思う。



でも、だからといって、通勤時間まで、新譜を聴いて新しい分野を開拓するのって、ちょっと疲れないですか?(笑)

そういうのって家でじっくりやっている訳だから、通勤時間くらい息抜きというか、自分のマイポジションでいるのが、心地よいと思うんですよね。


ロックのライブなんて、いくら新作CD発売記念のワールドツアーと言っても、新曲ばかりのオンパレードじゃ盛り上がらなくて、やっぱりエンディングやアンコール、そして要所要所で、そのアーティストの18番のオハコの曲やってくれるから、それがファンにとって最高に盛り上がったりするわけで。。。

そんなセットリストは作成側は当然考えてるに決まってる。(近年で、ポール・マッカートニーやスティングのライブでの経験を言っています。(笑))

そういう自分が1番旬で多感な青春時代に聴いた、そのアーティストの18番の曲は永遠なのです。

気持ちいいと思うポジションは常にキープというか、そういう大事なところは常にどこかで確保しておかないと健康に悪いだけだと思います。


ストリーミング現象.jpg

画像は「Thinkstock」より引用







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